日本一のおかず県

すこしまえの朝日新聞で、お弁当にいれるおかずの数が、

島根は全国でいちばんおおいと紹介されていました。

ニチレイフーズのアンケートの結果であり、

全国平均が4.5品のところ、島根は5.8品らしい。

5.8品といわれても あまりピンとこないけど、

とにかく日本一はおめでたい。


・江戸時代の藩主は食通として知られており、

 県民にそのDNAが引き継がれている

・冬の寒さが厳しく、いつでも食べられるように、

 冷蔵庫につくだ煮や漬物などを常備する家庭がおおい。

・島根は米も魚介類も野菜も本当においしい。

・大家族が多く、食卓に並ぶおかずや作りおきが多いことが

 影響しているのかも


など、記事にはいくつかの憶測がかかれているけど、

どれもたいして根拠があるようにはおもえません。

「島根は米も魚介類も野菜も本当においしい」

なんて、ただのおもいこみであり、

だれもが自分たちの県は

「米も魚介類も野菜も本当においしい」

とおもっているのでは。


クッキー工房では、お昼ごはんの時間になると、

ポレポレからとどいたお弁当を休憩室でいただきます。

ポレポレ弁当のおかずの数は6品。

島根の平均を、ほんのすこしリードしているのは さすがです。

6品は、関係者価格でやすくなっているぶん、

おかずがひと品すくないからで、

ポレポレ弁当の完成形は、まいにち7品のおかずがならびます。

日本一のおかず県にふさわしい、

島根ならではの品かずといえるでしょう。

お行儀のよいクッキー工房のメンバーは、

お弁当をたべたあと かならず「あーおいしかった」といわれます。

日本一のおかずの数に ふかく満足されてのつぶやきかもしれません。

(吉田)