いつもと違うことを

金曜日はいつもクッキー工房にいる私が、春日の弁当班に行く日です。

普段外に出ないことも多い中で、この曜日は配達や回収などで外に出ることが多い、いつもと違う一日です。

利用者さんたちにも、少しでもこの特別感を味わって欲しくて、最近あまりしていなかった役割をしてもらおうと、いつもよりちょっと積極的に声をかけてみました。

普段ほとんど弁当回収に出ない利用者さんに、「今日は回収に行きますか?」と聞くと「はい!行きます!」とうれしそうに、そして張り切って出発されました。

また、普段夕方おかずの盛り付けに入られない利用者さんに、「一緒に夕方おかずやりませんか?」と声を掛けると、いったん袋にしまった白衣を再度持って来て、とてもスムーズにパック詰めをされ、きっと私よりも上手なくらいピタッとラップでくるまれました。

誰しも、毎日同じ事や、固定されたことばかりでは新鮮味を感じることができにくくなります。

そして、その人の得意なことも見えないままになってしまう。

いろんな可能性を引き出してあげれるように、これからも声をかけていきたいと思いました。

久保田