コロコロクッキーと雪かきをおしえられた一週間

今週もさむい日がつづき、

雪もつもったために送迎の時間がずれました。

クッキー班のメンバーがそろうまでに、

いつもより時間がかかり、

かといってクッキー製造をとりやめにはできないので、

職員だけでコロコロクッキーをまるめたりもしました。


いままでだって、わたしは毎日のように

コロコロクッキーをつくっています。

ただ、クッキー班のメンバーがまるめた生地を、

「しあげ」と称して 形をととのえていたのにすぎません。

はじめから生地をまるめてみると、

それが どれだけたいへんなのか、ようやくわたしは理解しました。

1枚の鉄板をうめるのに、30分はどうしてもかかります。

クッキー班のメンバーが、ものすごいスピードで

つぎつぎと鉄板をうめていくのは

ありえない名人芸だったのです。


けさはまたあらたに雪がつもり、

クッキー工房の駐車場を雪かきしました。

わたしなんか、ほんの20分しただけで、

つかれはててしまったのに、

クッキー班のあるメンバーは、

1時間ずっとスコップで雪を移動させていました。

まったくしらなかった一面をみたおもいです。

夕方にもまたスコップをとりだして、

朝のつづきをはじめられたのにはおどろきました。

すきなことには、こんなにも根気のあるひとだったなんて。

クッキーの仕事にしても、雪かきにしても、

職員がいなければ、というのはただのおもいこみで、

じっさいはお手つだいでしかないのが よくわかりました。

(吉田 淳)