お弁当メニューによる記憶力トレーニング

ポレポレ弁当が配達されると、

つぎの日のメニュー3品のかかれた紙も

いっしょにとどけられます。

クッキー班では、

「あしたのメニューは?」とたずねあうのが

お弁当をたべるときのあいさつであり、

いわば「いただきます」と

おなじような習慣となってきました。

わたしはよんでつたえるだけだから、たやすい役割です。

いつもなにげなく この「お約束」をすませていました。


そうやって、なんどもよんだはずのメニューを、

つぎの日にお弁当をたべるとき、

ほとんどおぼえていないのに気づきました。

たとえば

・メンチカツ

ごぼうのサラダ

・ほうれん草の甘酢あんかけ

みたいな、さほどこみいってないメニューでも、

これがなかなか頭にのこらない。

いちどならまだしも、たずねられるたび、

おなじメニューを3回ぐらいよみかえすのに、

ちっとも脳が記憶していないのなんて、

わたしの年齢からすると

あまりたのしい状況ではありません。


よくいわれるように、きのうの夕ごはんでさえ

なかなかおもいだせないのだから、

料理はじっさいにたべたり 目にしないと、

なかなか記憶にのこらないのかもしれません(いいわけ)。

とはいっても、たった3つのメニューさえおぼえられないのは

記憶力のとぼしさを指摘されたみたいで くやしいものです。


というわけで、だんだんと、

つぎの日のメニュー3品をおぼえるのが、

わたしのこだわりになってきました。

自分の脳に刺激をあたえ、老化をふせぐための

たいせつなトレーニングです。

メニューを口にしながら、ちゃんと頭にひっかかったかを

その日のうちになんどかチェックします。

たった3品なのに、これがなかなかおぼえられません。

料理名の文字変換がビミョーだったり、

かわった調味法がコラボされたりして、

記憶にのこりやすそうなのに、うまくいかない。


来年の目標は、「一週間の献立をおぼえる」にきめました。

3品をおぼえるのさえたいへんなのだから、

5日分を記憶するのはなかなかハードルがたかそうです。

メニューをおぼえるときに、

なにかいい方法があればおしえてください。

あなたは、あしたのメニュー3品をすんなり記憶できますか?

(吉田 淳)