ルポ「県庁の自動販売機」

県庁でおこなっている水曜日の販売に、

クッキー班もこれからくわわることになりました。

せんじつは、はじめてクッキー班だけで販売をうけもっています。


業者用の通路をとおって県民室へむかうとちゅう、

りっぱな自動販売機があるのに気づきました。

コーヒーは、1杯ずつ豆をひいてつくるとかいてあります。

ほかにもバナナとイチゴのオーレもえらべるし、

ホットとアイスの両方があります。

自販機のよこには、デリバリー用のお盆がくっついていて、

うちあわせによくつかわれているかんじです。

メーカーはアペックス社なので、どこにでもありそうだけど、

県庁のものは みたことがないタイプで、

いかにも本格的なコーヒーがでてきそうな

説得力にあふれています。

f:id:porepore0006:20170529213001j:image

ためしにモカブレンドを注文すると、

できあがるまでに50秒もかかりました。

自販機で50秒はどうなんだと、

おもわせないほど圧倒的な実力があるのでしょうか。

県庁での会議につかわれるとしたら、

6杯いれるのに どんなにいそいでも6分以上かかります。

会議のとちゅうに ちょっとぬけだしてかってくるには

時間がかかりすぎるため、

きっと担当者が あらかじめこの自販機のまえにきて

必要な数の のみものを準備してから 会議室へむかうのでしょう。

でも、そんなことしたら、

会議に出席するひとが、自分のすきなのみものをえらべないし。

県庁でおこなわれる会議は、ふかい謎につつまれています。

f:id:porepore0006:20170529213031j:image

肝心の味については、ためしてみたブラジルとモカブレンドとも

満足のいくものでした。セブン-イレブンのコーヒーよりもうえです。

なかでも「ブラジル」は、

イパネマ農園のマメを30%以上つかっているそうで、

のんでいてもおいしいし、のみおえたあとのさわやかさが

自販機の域をこえています。

こんなすぐれたコーヒーを、1杯100円でのめるなんて

県庁からいくらかの補助がでるのでしょうか。

おいしければ おいしいで、謎がふかまります。


わたしたちがポレポレ弁当とクッキーをならべる県民室にも

自販機がおいてあります。

メーカーは、さきほど報告した自販機とおなじアペックス社製で、

のみものの種類は

「巨峰」「梅昆布茶」「メロンソーダ」「ピーチサワー」

など、ゆたかな品ぞろえになっている。

値段は90円からと すこしやすい設定だけど、

ただ、コーヒーの種類がブレンディのため

うっかり手をだせません。

ブレンディのブランド名は、それほどおおきなマイナス要因です。

よほどの事情がないかぎり、

わざわざこの機械で90円のブレンディをのむよりも、

もう一台の自販機で100円のブラジル、

またはモカブレンドをえらばれるよう、

つよくおすすめします。

(吉田)